大阪関西万博2025

 大阪関西万博には、ボランティアとしてまず関わった。そのため、4月5日のテストランに参加することができた。その後、4月17日に会場内ヘルスケアパビリオンで初ボランティアを体験した。そして4月25日には、通期パスを使って初めて万博を見物した。このページには、その記録をまとめていくことにする。

テストラン

テストランでは、会場への入場時間を10時に予約した。9時過ぎについたら、既に長蛇の列で、どんどん人の列が増えていた。10時ちょうどに列が動き出した。10時20分には入場できた。まず、大屋根リングに登ってみた。少し歩いた。上るのはエスカレーターで上ったが、降りるときはエレベーターを利用した。パビリオンでは、日本館に最初に入った。予約なしでも、30分くらい並んで入れた。最後の火星の石という、南極大陸で発見された隕石には特別列を作った。実際に触れるカケラと展示だけの大きな塊の2通り展示されていた。循環をテーマにした構成になっていたが、展示そのものは、あまり印象に残らなかった。その後、e Mover に乗って、東ゲートから西ゲートの方へ移動した。電気自動車ではあったが、無人ではなく、人が座って時々ハンドルを操作しているくらいのものだった。西ゲートの方では、外食パビリオンに入って、ラーメンを食べた。おにぎりとお茶を持って行っていたのだが、お腹が空いたというより、初めてのラーメンを食べてみようという気になった。その後は、大屋根リングの下を歩いて東ゲートの方まで帰ってきた。まだ午後2時だったが、非常に疲れたので、帰ってきた。

ヘルスケアパビリオンでのボランティア

 4月17日、大阪関西万博ボランティアとして、ヘルスケアパビリオンのスタッフとして活動した。12時から15時まで活動したが、11時前に集合し、点呼があり、電子キーを渡された。これで会場に入ったり出たりする。スタッフ棟に入り、説明を聞き、語学バッジをもらい、荷物をロッカーに入れ、トイレを済ませる。ボランティアは、各セクションに配置される。私は、リボーン体験をした来場者が、2階から1階に降りていくスロープに配置された。走ったりすると危ないので、足下に気をつけてくださいと声かけしたりする。これは、まったくいなかったたが、コースを反対に戻る方がいた場合、逆行はできないことを伝えるのも役割だった。しかし、それだけでは、あまりにも何もすることがない。普通の人は、しっかりと歩いて進んで行くし、只見ているだけになる。そこで、降りてくるみなさんに、「こんにちは」と声かけするようにした。すると、いろいろな反応があった。「こんにちは」と明るく返事をしてくれる方が多かった。中には、私のかけているボランティアの札を見て、「ありがとうございます」と言ってくれた方も何人もいた。中には、「私も応募したけど、ダメでした」と会話になることもあった。外国からのカップルも、「こんにちは」に対して「こんにちは」と少し慣れない調子で答えてくれた。
 前日は緊張してか、興奮しているのか、ほとんど眠れなかった。普段よく眠っているから大丈夫だろうという思いはあったが、少し心配だった。3時間の活動中、1時間くらいして、アテンダントという係の人に声をかけて、少し持ち場を離れて休憩を取った。さすがに、立っているだけなのだが、寝不足のせいか、しんどくなり、2度目の休憩を取った。その後、リーダーの方が気を遣ってくれて、いろいろな場所を体験できるように、他の場所に配置してくれた。そこは、「ミライの自分」というコーナーで、1階で取った自分の健康データを元に、25年後の自分の姿を映像にして表現するのを見るコーナーで、自分の映像をスマホの動画に収めている方が多かった。みなさん、楽しそうだった。
 3時前に活動を終了し、元のスタッフ棟に戻り、反省会をした、活動中気のついた問題点を報告した。結構たくさんの報告があった。
 活動後は見学自由なので、三菱未来館の待ちが45分と比較的短かったので、並んで見てきた。いのちが深海で誕生してから、火星に行くまでを紹介する映像を見るのだが、見て良かった。楽しいひとときを過ごせた。
 何よりも、会場スタッフはみんな元気があり、たくさん声かけしてくれるので、また来ようという気持ちになった。

通期パスを買って見物

初日(4月25日)
 通期パスで初めて万博に行った。最初のUAEとオーストラリアは予約したのですぐ入れた。UAEパビリオンでは係の人と写真が撮れ、いい記念になった。気持ちよくスタートが切れ、Tシャツの生地が気に入って購入した。フランス館には30分ほど並んで入った。愛がテーマになっていた。日本とフランスの繋がりを象徴したような展示もあった。ファッションの展示もあり、フランスらしさが出ていた。アメリカ館は90分といわれたが、40分程で入れた。最初はアメリカ留学を考えている若者に対してフルブライトの紹介、アメリカ各地の様子の紹介の映像があった。その後は、宇宙がテーマになり、三菱未来館と似た映像があったが、一人では、つまり一カ国ではなにもできない、一緒に分かち合うことが大事だというメッセージになっていて、なるほどと思った。最後の月の石は、ちっちゃなもので、触れなかった。ドイツ館も40分程並んだ。ここでは、サーキュラーという小さな丸いボールを渡され、展示の前のスイッチに触れて案内を聴いた。識者を中心として循環型社会についての取り組みをしているメッセージが印象に残った。丸いソファーにもたれて一息つきながら、メッセージについて考えさせる趣向は良いと思った。ただ、疲れは取れたが、メッセージの内容は、今ひとつ記憶に鮮明でない。もう一回、スタンプを押し忘れたので、行こう。コモンズFで、カザフスタンの伝統的な犬種や、アルメニアの何かを見た。トルコ館は列に並ばずに入れた。隅っこのセクションで織物を織る実演をしている若い女性がいた。後ろ向きの姿を写真にとれたが、振り向いたときの姿は綺麗だった。レストランは、2000~3000円のメニューがあり、良さそうだったが、ショップで菓子を買うだけにした。オーストラリア館には、予約が7時15分だったが、6時半についてしまった。係の人に話したら、大丈夫です、といってくれ、すぐに入れたのは幸運だった。オーストラリアのブッシュウォークを体験するセクションはリアルだった。オーストラリアの風景を写す映像は動画に撮った。今日は、一人であちこち歩き回ったが、一人という身軽さで、思いのパビリオンに入ることができて良かった。